自分用の備忘録(ロジオン)

主に趣味(本・音楽・ゲーム)、ペット日記などを書いていきます。

【音楽8】Judas Priest②

ロジオンです。

 

音楽の第8回目はJudas Priestの2回目です。今回は一般的にバンドの全盛期とされる「British Steel」から「Painkiller」までの期間に絞って整理してみます。

7枚のスタジオアルバムのうち、4枚はHM歴史上の名盤中の名盤となる一方、3枚は問題作というかあまり評価は高くない、という両極端な時期です。もちろん常に進化を求めてきた結果なのですが、You've got another thing comin'のヒットで、ポップでキャッチーなものが求められていると勘違いしてしまったのでは?と何となく思ってしまいます。。

 

この時期はあまりバラードの名曲とか叙情性に溢れた曲が多い、と言うわけでもなく、結婚後はあまり聴いてこなかったのですが、今回あらためて聴くと「British Steel」「Screaming for Vengeance」「Defenders of the Faith」「Painkiller」の4枚はアルバム単位で聴いても良いですし、曲単位でも名曲揃いだと思います。

 

 

【特に好きな曲】

1)  The Hellion ~ Electric Eye

Judas PriestというよりHMというジャンル自体の代表曲と思います。アルバム「Screaming for Vengeance」の1曲目と2曲目ですが、続けて聴くことで破壊力が倍増します。インストのThe Hellionで気分を徐々に高揚させ、Electric Eyeのメインリフに切り替わる瞬間はいつ聴いても最高で、自分がヘヴィ・メタルという音楽が大好きであることを再認識させてくれます。

私が特に好きなのはサビに向けて徐々に盛り上げていくBメロのギターリフと、メロディアスなギターソロの後半部分です。


Judas Priest - The Hellion / Electric Eye (HQ)

 

 2)  The Sentinel

The Hellion同様に荘厳なイントロから始まる曲です。

サビがとても格好良い曲です。また、GlennとK.Kが交互に弾くギターソロから静寂が訪れ、それから次のサビに向け、徐々に盛り上がっていく部分がとても好きです。


Judas Priest-The Sentinel

 

3)  Jawbreaker

「Defenders of the Faith」アルバムの2曲目。イントロ~最後のシャウトまで一気に盛り上がっていく曲です。シンプルですが疾走感溢れるリフ、キャッチーなメロディー、格好良いギターソロなど、HMという音楽の持つ躍動感を存分に味わうことの出来る名曲だと思います。


Judas Priest - Jawbreaker (1984)

 

4)  Rock Hard Ride Free

「Defenders of the Faith」アルバムの3曲目のミドルテンポの曲。イントロのメロディアスなツインギターがとても印象的です。正直歌メロが個人的には微妙・・で最初の頃はそれほど好きな曲ではなかったのですが、聴けば聴くほど良さが分かって来る感じでした。 

今回あらためて聴いてみて「Defenders of the Faith」は1曲目~4曲目まで全く隙がない名盤だと感じました。


The Green Manalishi (With the Two Pronged Crown) [Live from the 'Fuel for Life' Tour]

 

5)  Reckless

問題作「Turbo」の最後に入っている曲です。

「Turbo」はポップな曲調が多くかなり微妙なアルバムだと私も思いますが、この曲だけは正統派のメタル曲で一種の救いになっている部分があります。哀愁を帯びつつキャッチーな歌メロとリフの組み合わせが好きです。


Judas Priest - Reckless 1986

 

6)  Night Crawler

Painkiller」アルバムの収録の妖しいイントロから始まる曲です。ギターソロと呼応するかのような正確にリズムを刻むAメロ、そしてキャッチーなサビが個人的にはとても気に入っています。また中盤にイントロと同じフレーズが流れその上に語りが乗ってくる部分も、この曲の持つ独特な雰囲気を強化していると思います。


Judas Priest - Night Crawler

 

7)  Between the Hummer and the Anvil

Painkiller」アルバム収録曲です。Aメロは歌もギターとも本当に「これぞヘヴィ・メタル」と感じるメロディーです。ただイントロや中盤で展開が激しく、一筋縄ではいかない感じが往年のJudas Priestっぽいようにも思います。

Painkiller」アルバムはかなり激しい曲調のタイトルトラックが注目されますが、どちらかと言えばそれ以外の曲のメロディーの方が私は好みです。


Judas Priest- Between the Hammer and the Anvil with lyrics

 

 

あらためて聴くとJudas Priestは常に「典型的なHR/HM」をやってきた訳ではなく、オリジナルだからこその多様性や奥深さがあるようにも思います(その裏返しとしての問題作多発も含めて)。HMシーン全体としては何となくマイナーキーの曲が多いようにも思いますが、Judas Priestの代表曲は結構メジャーというか明るい曲調も多い気がします。

また機会あれば1990年代後半以降も整理していこうと思います。

 

今回は以上です。