ロジオンです。
音楽の第12回目はBlackmore's Night(ブラックモアズ・ナイト)について書いてみます。
Deep Purple、RainbowのギタリストRitchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)とCandice Night(キャンディス・ナイト)を中心にしたプロジェクトです。フォーク、ロック、ルネサンス音楽、民謡など様々な音楽性を包含した音楽性です。
アコースティックギター主体で女性ヴォーカルに変わっているのでハードロック時代と比べるともちろん雰囲気は違うのですが、本質的な音楽性は変わらずRainbowのおとなしめの音楽をエレキでなくアコースティックで弾いているような印象を受けています。
個人的にはアコースティックギターやフォーク・ロックへ興味を持つようになったという意味で非常に大きな影響を受けました。
オリジナル楽曲も良い曲が多いですが、各アルバムでカバー曲も収録されています。フォーク・ロックやトラッドに関しても、商業音楽の枠から出ない範囲で一般リスナーにとって聞きやすいアレンジと思います。
【特に好きな曲】
1) Believe In Me
「Autumn Sky」アルバム収録曲です。イントロからAメロの徐々に盛り上がっていく部分のギターの旋律がとても好きです。
自分達の結婚式の入場音楽に使ってしまいました。
Blackmore's Night - Believe In Me
2) Under A Violet Moon
2ndアルバム「Under A Violet Moon」アルバムのタイトルトラックです。Blackmore's Nightらしい音楽で、酒場で盛り上がりそうな雰囲気を持った曲です。
ギターの旋律と、思わず口ずさみたくなるようなサビのメロディーが好きです。特に終盤のサビの繰り返しでみんなで「Hey!」と言う部分が酒場の音楽っぽくて面白いと思います。
Blackmore's Night - Under A Violet Moon (Official Live Video)
3) Wish You Were Here
1stアルバム「Shadow of the moon」収録曲です。スウェーデンのグループRednexのカバー曲になります(とはさっき調べるまで知りませんでした)。
哀愁漂うメロディーが気に入っています。アコースティックギターの旋律も美しいのですが、随所に出てくるエレキギターがリッチー節全開です。中盤のギターとヴォーカルの掛け合いの部分(Snow is getting colder・・の部分)が情感に溢れていて印象的です。
Blackmore's Night - Wish You Were Here (Official Audio Video)
4) Now and Then
「Under A Violet Moon」アルバム収録曲です。クラシカルなアコースティックギターのアルペジオが美しいバラードです。何となく懐かしい感じのする雰囲気が好きです。
Blackmore's Night - Now And Then
5) Greensleeves
「Shadow of the moon」収録曲です。イングランドの有名な民謡ですが、アコースティックギター主体の構成でBlackmore's Nightらしいアレンジと思います。イントロのギターの旋律がリッチーのアレンジセンスを感じさせます。
Blackmore's Night - Greensleeves [lyrics]
6) Catherine Howard's Fate
「Under A Violet Moon」収録曲です。歌詞同様に暗い曲調ですが、とても印象的なメロディーです。
Blackmore's Night - Catherine Howard's Fate (music video)
7) The Storm
「Fires at midnight」アルバム収録曲です。最初はおとなしいイントロですが、途中からは女性ヴォーカルとアコースティックでのRainbowと言っても良いような激しい曲調です(そういえば最近のRainbowでもカバーしているようですね)。
リッチーらしいメロディーとギター・プレイが気に入っています。
8) Where Are We Going From Here
「Ghost of a Rose」アルバム収録曲です。哀愁溢れるメロディーとギターがとても印象的です。
Blackmore's Night - Where Are We Going From Here
9) Carry On...Jon
「Dancer and the Moon」アルバム収録曲です。亡くなったDeep Purple時代の盟友Jon Lordに捧げた曲とのことですが、情感溢れるギターのトーンとフレーズがとても印象に残ります。
Ritchie Blackmore Carry On Jon | Tribute To Jon Lord, R.I.P
このプロジェクト自体、昔からのリッチーブラックモアのファンの方々では賛否両論でしょうし、離れていった方々も実際に多いと思います。私も正直なところ、キャンディス・ナイトのヴォーカルが特に好きということは無いですが・・、どんな形であれ、リッチーの音楽を聞けるだけでもありがたいと思います。
今回は以上です。