ロジオンです。
音楽の第14回目はイギリスのフォーク・ロックグループFairport Convention(フェアポート・コンヴェンション)について書いてみます。
かなり長い歴史を持ち、関わった人脈の面からもイギリスを代表するフォーク・ロックグループだと認識しています。
膨大な数の音源がありますが、私はコアなファンという訳ではなく、Sandy Denny(サンディ・デニー)が歌うおとなしめの曲が好きなので2nd~4thアルバムまでしかじっくりと聴いていません。以前紹介したPentangleはアコースティック主体でしたが、Fairport Conventionはエレキをガンガン使っている印象です。
【特に好きな曲】
1) Crazy Man Michael
古謡のカバーの多い4th「Liege & Lief」アルバムの中のオリジナル曲。哀愁漂うメロディーとSandy Dennyの歌唱が印象的です。何度聴いても飽きない曲と思っています。
Crazy Man Michael - Fairport Convention [Audio]
2) Fotheringay
2ndアルバム「What We Did On Our Holidays」の1曲目に配置された曲です。短い曲ですが、叙情的なメロディーが印象的な名曲と思います(Sandy Dennyは後年Fotheringayというグループを結成しています)。全編に流れるアコースティックギターの旋律が美しく、とても好きです。
3) Matty Groves
「Liege And Lief」アルバム収録のトラッド曲です。同じメロディーが何度も何度も繰り返すのですが、そのメロディーのインパクトが強いですし、Sandy Dennyの歌唱もあり、不思議と飽きません。
4) Tam Lin
「Liege And Lief」収録で上述「Matty Groves」と双璧をなすロングバラッドです。この曲も何度も何度も同じメロディーが繰り返されますが、飽きないです。歌と楽器の独特なバランスが面白いと思います。
5) Who Knows Where The Time Goes?
3rdアルバム「Unharfbricking」収録曲です。力強さと儚さを兼ね備えたSandy Dennyのヴォーカルを存分に楽しむことが出来る曲です。サビの声を伸ばす部分の歌い方が特に好きです。
Who Knows Where The Time Goes?
6) Reno Nevada (HEYDAY ver.)
MiMi And Richard Farinaのカバー曲で、1stアルバム収録のようですが、私はそちらは聴いてなくて・・、HEYDAYというBBC ラジオ セッションを集めたアルバムに入っているライブバージョンが好きです。ノリの良い曲で妙に印象に残るメロディーだと思います。
Fairport Convention "Reno, Nevada"
他にはFairport Conventionのアルバムというよりは、Sandy Dennyのソロアルバムとかの方をよく聴きました。ただ、今回「Full House」などのSandy Denny脱退後のアルバムもあらためて聴くと、素晴らしい音楽だと感じました(ヴォーカルの好みがどうしてもあるのですが・・)。
Fairport Conventionなどに代表されるフォーク・ロックバンドのお陰で、(深入りはしていないものの)フォークやトラッドの一端に触れることが出来て、とても感謝しています。
今回は以上です。