ロジオンです。
音楽の第17回目は1970年代後半から活動しているイギリスのロックバンドPraying Mantis(プレイング・マンティス)について書いてみます。
New Wave Of British Heavy Metal(NWOBHM)ムーブメントの代表バンドの一つと聞いていますが・・、私の世代的には復活後の3rdアルバム「A Cry for the New World」以降の印象が強いです 。激しい音楽というよりも、日本人好みの叙情性・メロディーが特徴のバンドです(チェッカーズっぽいメロディーが妙に気になったりします。) 正直なところ、メジャーな存在になりきれないB級感もファンにとっては魅力の一つです。 昔のラジオで、1作ごとに名盤とあまり評価が高くないアルバムを繰り返すようなことを言われていましたが、ちょっと納得してしまったり。。アルバム単位では「Time Tells No Lies」「A Cry for the New World」「Forever in Time」の3枚を押さえていれば、このバンドの魅力の大半に触れることは出来るような気がします。
【特に好きな曲】
1) Letting Go
3rdアルバム「A Cry for the New World」の4曲目。名曲揃いの同アルバムの中でもハイライトになるトラックと思っています。哀愁溢れるツインギターのイントロがとにかく印象的です。サビもキャッチーでつい口ずさみたくなるメロディーです。
Praying Mantis - Letting Go (Studio Version)
2) Best Years
ファンの中では名盤と言われている「Forever in Time」アルバムの3曲目です。とにかくクサすぎるくらいの哀愁たっぷりのイントロのギターとサビのコーラスのメロディーが個人的には大好きです。もう少しサウンドが柔らかくなれば、歌謡曲の中に混ぜても違和感が無いくらいです。
(そういえば、コロナ禍前に行ったカラオケで、この曲が入っていてびっくり・・)
3) Children of the Earth
Praying Mantisと言えばNWOBHM時代の「Time Tells No Lies」アルバムを挙げる人が多いと思いますが、私は完全に後追いですのでこのデビューアルバムに、あまり思い入れは無いのが正直なところです。良いメロディーが多いアルバムだな~と思いましたが、この曲はその中でも別格です。イントロのリフと歌に入る前のギター、歌メロ、途中のゆっくりとなる部分、ギターソロ など泣きのメロディーが延々と続きます。疑いなくバンドの代表曲。
4) Time Slipping Away
サビが妙にチェッカーズの名曲の歌い出しに似ているのがとても気になりますが、この曲のハイライトは、1分間以上かけて3段階で盛り上げていくイントロのギターと思います。特に歌い出し前のギターソロからAメロに入っていく部分が大好きです。
Praying Mantis - Time Slipping Away [HQ audio]
5) Rise Up Again
「A Cry for the New World」の1曲目ですが、1曲目にふさわしいエッジの効いたイントロから始まります。サビのメロディーが若干予想を(良い意味で)裏切る部分も印象的ですが、個人的にはBメロがメロディアスで大好きです。
Praying Mantis - Rise Up Again
6) Only the Children Cry
私はベスト・アルバムで聴きましたが、ミニアルバム収録曲とのことです。イントロ~サビまでプレイング・マンティス節が満載です。特にツインギターが格好良いです。
Praying Mantis - Only The Children Cry
今回紹介したのは一部だけですが、あらためて聴いてみると、イントロのギターが素晴らしい曲が多いな~と再認識しました。最近のアルバムでも随所に泣きのメロディーが入っていて、まだ現役で活躍中なのは嬉しいです。
今回は以上です。